朝、起きる前に布団の中で葛藤する経験、
誰にでもあると思います。
「あと5分寝ていたい。」
「でも、仕事にいかなきゃならない。。。」
こういう葛藤の中で、様々な自分と出くわすことが
あります。
ちょうどマンガなどで、頭の上に天使の自分と悪魔の自分が
現れていろいろな理由を本人に言う、あの状態です。
人は何かと理由をつけて自分に都合の良い選択をする動物。
これは朝のこうした場面だけでなく、人生の様々な選択の
場面において起こります。
企業サイドはこの性質をマーケティングに活用します。
人に何かを買わせるために、その理由付けを行うわけです。
「いつもより安いから今買うべき!」
「最後の一つだから今買うべき!」
「これ買ったら痩せられるから絶対にお得!」
などなど様々なメッセージを送り込んで、自分の中に潜む
悪魔に対して、説得材料を与えます。
この悪魔の囁きに耳を傾けてしまったとき、人は決断し
その判断にしたがって行動するわけです。
この悪魔と対峙するための方法があります。
一つは悪魔が囁く前に行動すること。
これは「習慣の力」を身につけることで対処できます。
二つ目は悪魔が囁いていることを客観視できる第三の目をもつこと。
これによって、囁かれている自分がわかり、洗脳されにくくなります。
どちらもなかなか難しいのですが、自分をきちんとコントロール
できるようになると、大きなメリットが得られます。
なかなか難しいのですが、少しずつ自分の考えと行動を俯瞰で
観察する癖をつけることからはじめるといいかもしれませんね。