今日もたくさんの農家の方々のお話をお伺いさせて
いただきました。
農業に従事されている方々のお話を聞くにつれて、
なぜ生産者がこんなに世の中で評価されていないのか
とても強く疑問に思うようになりました。
世の中にたくさんの仕事がありますが、生産者ほど
世の中に価値を生み出している仕事はないかと思います。
農業生産でもメーカーでもいいのですが、新しいものを
生み出してきちんと世の中に提供する、その姿勢が人には
求められているように思います。
農業は人の食べるものを生産するとても大切な仕事。
先日こちらのブログでも書きましたが、その農業を工業化する
動きが世界の農業メジャーではみられます。
でも農業は同時に命を扱う仕事。
その命をいただくことに感謝する心がなければ、
いずれ継続のサイクルは壊れて人類は滅びることでしょう。
今回お会いした農家の方々は、みな「足るをしる」ことを
知っていて、自然とともに生きることの大切さを知っていました。
毎日自然を相手に仕事をしているからこそ、そうしたことが身にしみて
分かっているのだと思います。
自然は敵にもなるし、心強い味方でもある。
農家は、自然の持つ力を少しだけ助けて、その恵みをいただく仕事。
本当にそのとおりだと思います。