先日ある人とのお話の中で単純な事実ですが、
気づかされたことがあります。
人は五感を通じてでしか世の中を認知できませんし、
現実として認知している事象も、実は五感から受けた
信号を自分の脳で組み立てている幻像にすぎません。
TEDで脳の障害の結果何が起こったのかについてプレゼンを
したテイラー博士のお話をこのブログでも書きましたが、
情報組成機能の左脳が破壊されると、今自分が認識している
世の中は消滅して、別の次元の世界が目の前に開かれる
ことになります。
脳障害までドラスティックなことが怒らなくても、過去の事実
にたいする現在の認識を変えるだけで、過去の事実も変わると
いうことが実は頻繁に起こっています。同じ辛い過去の経験で
あっても今が幸せであれば、その辛い経験は今のための布石と
捉えることができます。逆に過去どんなに幸せであっても
今が不幸であれば、きっと過去の幸せも実際に幸せには感じられ
ないかもしれません。
今の自分の認識が自らの世界を定義し、決定します。
だからこそ、今に生きることがとても大切な気がします。
目の前のことにどれだけ集中し、そこに感謝しながら、
全力を出せるか、意識していきたいですね。