大阪知事選


今日は注目されていた大阪知事選と市長選のダブル選挙に
関する投票が行われた。
結果は大方の予想通り早い段階で大阪維新の会の前知事の橋下徹氏
の当選が確定した。

橋下氏は42歳で実は僕と同じ年齢だ。
弁護士でタレント活動も行い、平成20年の大阪府知事選挙で、
自民党と公明党の地方組織の支援を受けて、当時、知事としては
全国最年少の38歳で初当選を獲得。
就任後は大胆な歳出削減に取り組むとともに、歯にきぬ着せぬ発言で
世間の注目を集め、府と市を再編する「大阪都構想」を掲げて、
地域政党・大阪維新の会を立ち上げた。
4月の統一地方選挙で、府議会で過半数、市議会でも第一党を占めると、
「大阪都構想」を実現するには大阪市役所にみずからトップとして
乗り込む必要があるとして、任期途中で知事を辞職して、市長選挙に
立候補し、知事選挙とのダブル選挙を仕掛ける。
2期目を目指す現職の平松邦夫氏との対決となった今回の選挙では、
民主党系と自民党の市議団、それに共産党が平松氏の支援に回ったのに対し、
橋下氏は100人を超える大阪維新の会の地方議員を率い、
「大阪都構想」の実現を訴えて、知事選挙に立候補した松井一郎氏と
一体となった運動を展開する。
その結果、大阪維新の会の支持層や、いわゆる無党派層に加え、
民主党、自民党、公明党の支持層からも幅広く支持を集めるとともに、
20代、30代の若い世代で支持を伸ばし、初めての当選を確実にした。

同年代の政治家が活躍するニュースを聞くことはすごく嬉しい反面、
今実際に掲げていることが、どれだけ現実に実現できるのか、そこが
かなり怪しい状態だ。
大阪都構想一つとってみても、東京都ができた背景をきちんと把握しない
まま、タイトルだけが先行してキャッチフレーズ化してしまっている感が
ぬぐえない。
大阪は昔からタレント議員が当選する土壌があり、知名度と歯切れの良さ
で今回の当選を勝ち取ったようにも思える。

選挙で誰が勝つかは、実はあまり問題ではない。
要はその期待に対してどこまで応えることができるかだ。
国政を担っている現在の民主党議員よりは、実行力があると思うが、
知事時代の公約と実際の行動にはかなりの乖離があるため、今回は
是非がんばって政治&行政改革に臨んでほしいと思う。


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  1. 嶋崎 りか より:

    私は大阪出身なので、大阪府丁や大阪市役所に多くの友人がいます。「独裁者が社長になったので、やりにくくなる」と、言っています。そんな職員ばかりなので、橋下さんもやりにくいでしょう。でも、がんばって、大阪から日本を変えて欲しいと思います。

    1. collabo13 より:

      嶋崎さま、コメントありがとうございます!
      おっしゃるとおりで、様々な思いが交錯する中で是非橋下さんにはがんばってほしいと思います。大阪改革が成功したらきっと良いロールモデルになることと思います。

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