オリンパス損失先送り

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産経ニュースより

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オリンパスは8日午前、問題になっている過去の買収案件が、
同社の有価証券含み損を解消するために使われていたことが
判明した、と発表した。この種の損失計上の先送りは、
1990年代ころから行われていたという。
高山修一社長が午後0時半に記者会見して詳細を説明する。

 同社では、これまで過去の買収案件にともなう
過大な支出については「適切に処理しており、問題はない」と
説明してきたが、過去に粉飾決算を続けてきた可能性が出てきた。

オリンパスをめぐっては、英医療機器メーカー「ジャイラス」
買収の際に、助言会社に660億円もの報酬を支払っていたほか、
健康食品会社など国内3社に734億円もの巨額の投資を
行ったことが問題視されている。

この件を問題提起していた英国人のマイケル・
ウッドフォード元社長が10月14日に解任。
直後に同氏が「過去の買収に不明朗な資金の流れがあった」と指摘し、
株価が急落するなど経営が混乱が続き、株価も急落が続いた。

この責任を取って、同氏の後任として再登板した
菊川剛会長兼社長も2週間足らずで辞任した。

ウッドフォード元社長の問題提起を受けた投資家などから
疑念の声が上がり、オリンパス側は一連の買収の妥当性を
調べるため、弁護士と公認会計士6人で構成する第三者委員会を設置。
第三者委は、買収を決めた経営判断の妥当性や違法性の有無を調査し、
12月上旬にも最終報告書を取りまとめる予定だった。

同社では、「今後、第三者委員会への情報提供を通じて、
真相の究明を尽くすべく、最善の努力を尽くす所存です」と
コメントし、株主、投資家、取引先などに迷惑をかけたと
謝罪している。
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先日のマイケル・ウッドフォード社長解任劇の
ニュースを見た時に、かなり粉飾をしている企業だと
いう感じを得たのだが、ここまでとは思わなかった。
結局この事実を公表するかしないかで現経営陣とマイケル
社長はぶつかり、解任されてしまったのだろう。

損失補てんの方法としては古典的な手法だが、ここまでの
金額になると市場に対する影響が怖い。国際社会から
日本の企業決算は信用できないと判断されてしまうと、
一気に市場から外資が消えてしまう。対外通貨に対する円
の信用力と今回の事件による日本市場に対する不信感の
綱引きになるのではないか。

オリンパスのカメラはすばらしい。PENを市場に投下したことで
新たなコンパクト一眼レフの市場を切り開いた。女性でも
きれいな写真をおしゃれにとれるという市場を想像して、
カメラ市場全体の活性化にすばらしく貢献した商品だ。

これだけの製品を生み出せる企業はあまりない。優秀な社員を
抱えているのに、トップの一部の判断によってこうした企業
レッテルを貼られてしまうのはとても悲しいことだと思う。

全てを清算して、もう一度原点に返って大きく返り咲いてほしい。


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