[31日目]必然・必要・ベスト


旅も31日目。

昨日のレンタカートラブルの余韻が
まだ残っているが、その正体は
一体なんなのだろうか。

とりあえず、レースのスタート地点に
立つことはできるようになったし、
レンタカーでの周遊はあきらめたものの
その分シャモニーをゆっくり味わえる
時間ができたのだから、それはそれで
良かったといえる。

さらに宿の周辺を散歩してみて気づいたが
宿から徒歩2分位のところに大きなスーパー
マーケットがあり、レースで必要なものや
食材はすべてそこで調達が可能。

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さらにそのスーパーの隣に
とても大きなスポーツ用品店があり、
トレランに必要なグッズもすべて調達が
でいるという環境。

タクシー代は痛かったが、
レースのことを考えると
実は相当恵まれた環境に
いることを実感する。

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もちろん狙って行ったわけではないが
結果としていい形になっている。

昔からそうなのだが、
何か大きなトラブルが起こったときに
急激に運気が上がる性質を
持っているようだ。

こうしたトラブルの時に
自分の心がざわつくが
そのざわつきは総じて自らが
起こしている幻想にすぎない。

落ち着いて自分の状態を観察すると
自分の本当の姿が見えてくる。
結局、自分の中で焦っていたのは
レースの前にばたばたしたくないという
気持ちだったり、
直前のキャンセルでサービスを
受けないまま数万円が消えたことに
対する失望と怒りだったにすぎない。

でもSPT(スーパーポジティブシンキング)で
考えれば、もしレンタカーで途中で事故を
起こしていれば、当然レースには出られないし
大きなトラブルに発展していた可能性もある。

ガス欠や自動車トラブルがあったら
それはそれで自分で解決しなければ
ならなかったのだから
実はレース参戦の観点から考えれば
一番良い選択であったのだろう。

さらにレース直後から1500㎞近く二日間で
ドライブする予定だったので、
それもよく考えてみれば、かなり無謀な計画だ。

昨年おんたけウルトラトレイル100㎞を完走して
そのまま大阪までドライブしたが、
身体的にはかなりきつくて、途中なんども
うとうとしたのを覚えている。

そんなことをうだうだと
考えていたら、今の状態が
自分にとって必然であり
必要なことであり、ベストな状態だと
思えるようになった。

いよいよ明日、バスでシャモニーへ
入ることになる。
現地の様子をこちらのブログでまた紹介
していきたいと思う。

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