簡略化の罠


私たちはものごとを簡略化したり
全然別のことにたとえて
理解しようとする傾向が強い。

simple

確かに全体像を把握したり、
誰か他の方にきちんと伝えるという
目的を達するために
こうした手段を用いることは有用だ。

だが、一方で簡略化も例えることも
そのものをそのまま表現している
わけではないことを忘れてはならない。

本屋を見てほしい。

最近、販売という目的のために
とても簡略化した本ばかりが
棚にならんでいるのが目につく。

それが売れるから仕方がないのだが、
あきらかに内容が薄く
本質を伝えていないことが多い。

形や方法論にとらわれてしまうと
どんどんその本質が見えなくなる。

本質が見えていないと、結局
なんのためにそれをするのかが
わからなくなってしまう。

結果が求められているが
結果だけでは永続的な幸せは
感じることができない。
本当の幸せがどこにあるのか
それをつかむことが大切なんだ。

単純化されてしまった
その背後にある本当の意図や
真実に目を向けよう。

わかりやすくて簡単なこと。
その罠にはまらないように
是非注意してほしい。

今日はここまで

ひらめき電球


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