言葉と認識


今日は涼しい一日でしたね。
少しだけ秋の気配を感じた気がしました。

さて、今仕事でいろいろな調整業務を行なっているのですが、
その中で感じることは、使う言葉は同じであっても、その認識が
人によって大きくことなるということです。

私たちは日本人ですので、普通に日本語で会話をしますが、
実際に使っている単語に対する個々の思考や認識は大きく異なります。
例えば「りんご」という言葉で伝えても、相手には様々なりんごの像が
頭の中に浮かびます。青りんごしかみたことの無い方には青りんごが
浮かぶでしょうし、何かの間違いでみかんをりんごと勘違いしている
方の頭には、りんごと聞かされるとみかんの像が映し出されることになります。

私たちはコミュニケーションを取るとき、相手も全く同じ認識で話を聞いて
いるという錯覚に陥りがちです。でも実際にはそれぞれの人生経験によって
培われた認識が大きくことなりますので、伝えている内容と受け取っている
内容には大きな開きがあることになります。

今日、野田総理大臣と、自民党の谷垣総裁の間で党首会談が実施されましたが
「近いうちに信を問う」の「近いうちに」という表現。
明らかに民主党と自民党の間に大きな認識の違いがありそうだと感じました。

いずれにしても認識が違うという前提で言葉を大切に使うことが
大事ですね。


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