今日はDVDで「マネーボール」という映画を見ました。
この映画はこれまでの野球理論に凝り固まっているなかで
新しい確率論を主体としたやり方でチームの復活を実現する
という実話に基づいたストーリーです。
ストーリーの概要は以下の通り。
アスレチックスのゼネラルマネージャー(GM)に就任した
ビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、自分のチームの
人気選手を資金繰りのため放出しなくてはならない状況に
頭を抱えていた。
そんなとき彼は、見るからに運動はダメそうなオタク然と
してはいるが、超一流大卒で斬新なデータ分析を行っていた
青年ピーター(ジョナ・ヒル)に出会う。
やがてビーンは彼の分析をもとに、年俸は安いがポテンシャルの
高い選手を集め始める。
だが彼らの発想を理解できぬフロント陣は猛反発、それでも
ビーンは意にも介さず画期的なチーム作りを進めてゆく。
最終的にアスレチックスは地区リーグ優勝を果たすが、
あと一息のところでワールドシリーズへは進めず辛酸を舐める。
これは実話をもとにしているので比較をするのはおかしいかも
しれませんが、どうしても日本の「もしドラ」と比較してしまう。
もしドラはAKB48の人気アイドルを主役に据え、ミリオンセラー
となった書籍のストーリーをベースとしていて、いわゆる映画の
勝利の方程式に則って作られた映画だったように思います。
ただ、残念ながら肝心な野球のシーンがあまりにお粗末で、
日々真剣に頑張っている高校球児があの映画を見たら怒り出すのでは
ないかという位レベルの低い内容だったように思います。
一方、こちらのマネーボールは試合シーンは圧巻でした。
調べてみると、この作品に出ている選手は元ワールドシリーズの
経験者を含む、マイナーリーグ急の経験者らしいです。
実話をベースにしているとはいえ、こうした部分にハリウッドの
映画のクオリティが出ているように思います。
試合だけでなく、トレードの交渉シーンなどもその緊迫感が
伝わってくる内容で、とても楽しめました。
実話だからこそのリアリティと、ブラッドピットを中心とした
役者の熱演で素晴らしい映画に仕上がっています。
おススメです!まだ見ていない方は是非DVDでどうぞ。