マンダラとフラクタル


昨日参加したセミナーで使ったワークシートが
魔法の質問マンダラチャートというもの。

「マンダラ」とは、密教にある言葉「曼陀羅」が元です。
仏や菩薩などを縦横に配列させて宇宙を視覚的に表した絵を示します。
その形と似ている縦3個・横3個で9つのマスを成す形態の図とし、
そのマスの中にそれぞれ必要な文字や言葉を書き入れていきます。
そして、かかえている問題の解決に、あるいはいだいている
目標の達成を遂げるため、さまざま湧き出す発想の整理をする、
あるいは乱れるほど飛び交う情報の整理のため、重要な情報の伝達にと、
それぞれに持ったテーマの整理・具体化・実現化のために活用するのが
マンダラチャートです。

F  C   G

B テーマ  D

E  A   H

■鳥の目のように、大きな視点で空からから見渡す「マクロの視点」
9つに分割された図。その中心の「テーマ」と、
その周囲を展開する全体像を、鳥瞰図のように見渡します。
「全体」と「個々の部分」とを一目で掌握できる広い視界です。

■虫の目で見るような、極々小さな部分をしっかりとみつめる「ミクロの視点」
9つに分割された図の、中心の「テーマ」と周囲を展開し全体をみつめながら、
それぞれの部分を、顕微鏡のように重要視します。微細な部分に集中した視点です。

■魚の目のような、1度に見えないはずの大きな範囲を、180度近い視界で見る「トレンドな視点」
中心の「テーマ」から始まり、周囲の8つのマスをA→B→C→D→E→F→G→Hと進む見方をし、
全体の流れ・変動・トレンドを感じ取れる視点です。

このマンダラチャートを見ていて、ふと「フラクタル」という言葉が浮かびました。
以前こちらのブログでもご紹介したとおり、世の中の様々な場所にある相似系の
ことです。だれでも原子内にある原子核の周りを電子が回っている構造と、地球の
周りを月が周り、その地球は太陽の周りを回っていて、その太陽系が属する銀河の
周りをたくさんの星が回っている姿から、何か似ているなと感じたことがあるのでは
ないでしょうか?

ここでご紹介したマンダラチャート、インドの曼荼羅の絵にそっくりです。
もちろん曼荼羅からとっているので当たり前なのかもしれませんが、自然界に
ある現象だけでなく、人間の思考や悟りの構造もこうしたフラクタルの一種と
捉えられるかもしれません。

先日のTHRIVEの中で紹介されていたトーラス同様、世の中には基礎となる
構造がいくつかありそうですね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です