今日は午後から時間があったので、先日WOWOWで録画してあった
ウォールストリートを見ました。
あらすじは以下の通り。
ゴードン・ゲッコーはインサイダー取引と証券詐欺罪で8年の懲役の後出所した。
その7年後、ウォール街で働くジェイコブ・ムーアが勤務するKZI社の株が
突然急落し破綻する。
経営者のルイスは自殺し、自社株に投資していたジェイコブも
資産を失ってしまう。
株価急落の原因は、投資銀行経営者のブレトンが、あらぬ噂を
裏で振りまいていたことを知る。
ブレトンは自分の会社が危機だった時代、KZI社のルイスが
援助を拒否したことを覚えていた。
ジェイコブは友人とともに、ゴードンの講演会に参加する。
会場を出たゴードンをつかまえ、自分がゴードンの娘
ウィニーと交際していることを明かす。
ゴードンも昔ブレトンに取引の情報を漏らされたことで、
8年もの長い懲役を喰らったと考えていた。
そしてサブプライムローンを発端とする金融市場の崩壊を予期していた。
ジェイコブはブレトンの会社に誘われ、ルイスの復讐の為に
懐に飛び込んで働くことにしたが、投資方針が合わず、
強く推していていたベンチャー企業への投資を反故にされる。
そんな中、金融市場崩壊が始まった。状況をなんとかしたい
ジェイコブがゴードンに相談すると、ウィニー名義の大金が
スイスの銀行口座にあることを打ち明けられる。
ウィニーを説得してスイスへ飛び、その金を引き出すことに成功するが・・・
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実はこの映画、昨年公開された時に映画館で見たものですが、
映画の途中でどうしても気になったセリフがあったにも関わらず
それを忘れてしまっていたので、もう一度思い出したいと思って
ずっとそのシーンを探しながら見ていました。
正確なセリフは聞き逃してしまいましたが、その意味は
「大金を稼いでもその責任を果たしていなければ、泥棒と同じだ。」
という内容だったと思います。
大金を稼ぐということは、それに見合うだけの何かをきちんと
提供しなければなりませんが、その責任をとっていないものは
結局泥棒と同じだということです。
この映画ではお金に縛られ、それによって人間が狂気になる様を
いろいろなタッチで描いていますが、お金が悪いわけではありません。
お金は媒介物であり、それ自体に善悪はありませんから、結局の所
お金を扱う人間次第でその大きなエネルギーが役にも立つし、
人を殺すことにもつながるということだと思います。
今の世の中、本当に人々に寄与したり、いろいろなものを生産している
人のところに必要なお金が流れず、市場から泥棒のようにお金を掠め取る
輩が増えているように思います。先日こちらで紹介したThriveを見れば
そのことがよりリアルにわかると思います。
必要なところにきちんと必要なお金が流れて、正しいエネルギーの
循環が起こるようにしていきたいものですね。