命に向き合う姿勢の違い


今日のNHKプロフェッショナルは旅客パイロット
早川秀昭さんでした。

以下HPより抜粋

<命を預かる砦の砦>
去年10月、新型旅客機の世界初就航に向けた
プロジェクトの最前線にいた。
早川が担う任務の一つが、就航までに機体に不具合がないかを
チェックすることだ。
早川は就航の1か月前、実際の機体と全く同じシステムを搭載した
フライトシミュレーターを用いたチェックを行っていた。
その中で、LANと呼ばれる自動操縦システムのわずかなずれを見逃さなかった。
「人の命を預かるのだから、航空界の仕事に携わる人
すべてが安全の砦(とりで)だ。
その中でもパイロットは最後飛び上がるところの責任者。
その砦の、さらに砦でなくてはならない」
早川はパイロットとしての自分の役割をそう表現した。

<0.001%を見逃さない>
新型機の就航まであと3週間と迫る中で行われた、
実際の機体を使ってのテストフライト。
70回以上にわたるそのフライトに挑むにあたり、
早川にはひとつの決意があった。
それは、徹底的に不具合をあぶりだすこと。
早川は「99.999パーセント機体が完成していても、
膨大な部品の数から言ったらどこかが壊れているはずと思う自分がいる。
機械だから信頼はするが、絶対とは思っていない」と強く語った。

<命を運ぶ、責任>
早川は新型機導入の要ともいえる、ひとつのプロジェクトに挑んだ。
それは、より安全性を追求するための、パイロット訓練の改革だ。
早川が行ったのは、実際に就航している路線を想定し、
複数のトラブルが予測できない形で発生する厳しい訓練。
より実践的な訓練でパイロットたちに単なる知識ではない、
「考える力」を身につけさせるのがねらいだ。
3時間にわたって緊張を強いられる「鬼の訓練」が始まった。
「最大限のパワーでのぞんでこそ人間性が出る。限界ギリギリまでやって
身につけないといけないものがある。命を預かる仕事だから。」
そう語る早川。命を運ぶ責任を胸に、改革に踏み切ることを決めた。

—-抜粋ここまで

このメッセージを読んで、ふと感じたことがあります。
東電、原子力保安院、原子力安全委員会の責任者と言われる方の
無責任さとかっこ悪さです。

飛行機1機が、万一落ちても数百名の命。
でも原発は1機がだめになれば、どれだけの被害が生まれるか
わかりません。

それだけ人の命に関わる仕事に携わっている最高責任者が、
よくわかりませんとか、私たちには責任がありませんみたいな
姿勢でのほほんと割増退職金をもらっている様子を見ていると
とても同じ人間とは思えないですね。

人命の重さを比較することはできませんが、せめて早川さんと
同じ水準で命に対する責任の重みを感じて日々の仕事に
望んで欲しいと思います。

今の原子力の安全体制では0.001%どころか、数回に
1回の確率で大きな事故が起こるような気がしてならないのは
僕だけでしょうかね。。。。


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