運をつかむということ


秋元康氏がAKB48の「非」選抜メンバーに贈った言葉が
今巷でうわさになっています。
僕もフェイスブックで知ったのですが、素晴らしい
メッセージでしたので、こちらで紹介したいと思います。

----以下引用----

成功するためには、何が必要か?

………運です。

僕はこの38年間、スターと呼ばれる人たちを見て来ました。
僕も何人もプロデュースして来ました。
そこで見たものは、運です。
どんなに実力があっても、
運がないとスターにはなれないのです。

じゃあ、努力をしていても無駄なのか?
努力は報われないのか?
そんなことはありません。
努力は必要です。
言い方を変えれば、
努力は成功するための最低条件です。

みんな、必死に努力して、
じっと、チャンスの順番を待つしかないのです。
大ベストセラー「もしドラ」を書いた岩崎夏海は、
僕について16年後に成功しました。
僕のドライバーをやっている時も、
ずっと、小説を書いていたんですよ。

いつか、必ず、チャンスの順番が来ると信じなさい。
自分の境遇の悪さだけを嘆いていても始まりません。

頑張れとしか言えないんだ。

僕がチャンスを作っているのではありません。
僕からのチャンスを待っている間はだめですね。
「私だって選抜に入れば…」
「私だってドラマに出れば…」
「私だってコマーシャルに出れば…」
それがチャンスだと思っているかもしれませんが、それは違います。

それは、チャンスの出口です。
みんなに見つけて欲しいのは、
チャンスの入り口です。

例えば、松井咲子。
彼女のチャンスの入り口は、
音大に入ったことです。
趣味の域を越えているから、
代々木でコンサートをやった時、
「ポニーテールとシュシュ」を
弾いてもらったのです。
「TEPPEN」にも繋がり、
ぐぐたすで、さらにブレイクした
ということです。

アルバムを出すのは、
チャンスの出口です。
このアルバムを名刺がわりに
どう進むか?です。

選抜も、コマーシャルも、番組も、
僕が一人で決めているわけではありません。
最終決定権は僕にありますが、
いろいろなスタッフの意見を聞きます。
そこに、もっと、いろいろな名前が出て欲しいんですよね。
つまり、松井咲子のような小さな努力や運が見えて来ないんです。

今の自分にできることを考えなさい。

----引用ここまで----

僕は「運」というものは、平等に与えられていると思っています。
無論、人の価値観は多様ですから、人によって与えられている運が
幸運と捕らえる人もいれば、不運と捕らえる人もいると思います。
100人のうち、99人が不運だと感じるような場面であっても、本人に
とっては、その魂の成長のためにとても幸運な状態ということも
実は多くあります。

いわゆる教え込まれた洗脳された幸せ像や幸運像の中で生きるのでは
なく、自分にとって真の幸せとは何か、本当の幸運とは何かを悟り、
それに向けて自らの可能性を信じて進み続けること、それがとても
大切だと思います。

自分の可能性を信じ切って、今をいききること、それが結局自分を
輝かせる一番の近道だし、結果として運気が上がる一番の方法だと
思います。

P.S
こうしてみると、秋元氏はプロデューサーというよりは、いい教育者
であると感じました。まあ、プロデュースというのはつまるところ
「育成すること」ですから、結局教育とつながるんですね。


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