東電による電気料金値上げ。。。


昨日、東電が電気料金を値上げすると公表した。

東京電力が工場やオフィスビルなど企業向け電気料金を
来年4月に値上げし、家庭向け料金も来年の早い時期に
値上げ申請する方針を固めた。
収入を増やして赤字経営を脱しなければ、電力の安定供給や
福島の被害者賠償に支障が出ると判断したためだ。
電力不足に料金値上げが加わり、電力利用者の不満が
高まるのは確実で、電力会社に競争を促す電力自由化の
議論が加速しそうだ。

債務超過の試算
 東電の西沢俊夫社長は22日の記者会見で、
「燃料費の負担が増える中、効率化と資本の取り崩しで
料金を維持してきたが、これが続くと経営が成り立たなくなる」
と述べ、値上げに理解を求めた。20%程度の値上げが
想定されており、5000億円の増収になる。

東電は福島第一原子力発電所の事故後、原発停止で火力発電への
依存を強め、今年度の燃料費負担は8300億円増える見込みだ。
政府の第三者委員会は、原発の再稼働も料金値上げもない場合、
東電は2013年3月期で2931億円の債務超過に陥ると試算した。

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「ふざけるな!。」の一言につきる。
特に頭にきたのが記者会見で話をしていたおっさんが、
「値上げは東電が持つ義務であり権利である」と発言したこと。
なぜ、値上げが義務で権利なのか全く理解できない。

世界で一番高い水準の電気しか供給できないような能無し集団
になぜここまで頼らなければならないのか?

債務超過、結構ではないか。完全国有化して経営陣は全財産を
国庫に入れて最低限のつぐないをすべきだ。その姿勢も見せないで
いきなり値上げ発表で、しかもそれが権利だなどとしゃあしゃあと
発表するような狂った族に一円も払いたくない。

今、東電に変わる電力会社を作って、東電と同じ価格で電気を提供
できる会社があれば、ものすごい急成長することだろう。
債務超過であれば理論上、施設全体を1円で購入できるのだから、
発電資産と人的資産のみ維持し、経営陣を含む今回の事態の原因に
関わる人全てを排除した新しい組織をつくるべきだ。

競争原理が働かないと、人はここまでおろかになるという恥かしい
事例を東電は作ってしまった。こんなニュースが世界に配信される
こと自体、日本人として恥かしい。


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