根本的にマネジメントする


今月見ている仕事学のすすめに登場する
大久保さんのお話から。

社長室を持たず、予告なしにファミリーレストランの
店舗を視察するという大久保恒夫氏。
その意図は現場に身を置き、課題を知るためだ。
そして課題を検証し、改善策を皆で考え、
また実行していくという業務改革を絶え間なく行っている。

「こうした根本的なマネジメントが、企業の再生には欠かせない」と

大久保さんは語る。

“大きな方針をトップは示すが、そのやり方は部下任せる”という方針
を貫いている。

マネジメントで大切なことは、まずブレないこと。

正解にこだわる必要はない。

なぜなら正解は誰にもわからないから。

過去の成功事例が今回成功するとも限らない。

なぜなら世の中の変化が早く、同条件を確保できないから。

大切なことはトップ自らが決定したことを信念を持って
貫き、とことんこだわって実践すること。
すべてやってみてそれでも違っていたと気づいたら
柔軟に方向転換し、新しい施策を試すこと。

つねに現場に目を向けて、そこから発せられる様々な
シグナルをキャッチすることがとても大切。
日々の報告書などほとんど役には立たない。
なぜならば、報告には必ず記入者の意図が反映するから。
どうしてもよいことが多く悪いことは隠されてしまう。

悪い点を見つけても大久保氏は決してその場で怒ったり
注意をしない。その現象を客観的に見つめて、何がいけないのか
その仕組みについて再考し、全体のスキーム修正へ生かす。

結局は当たり前のことを当たり前に実直に行うこと、
それがとても大切なのだと思う。

複雑なことは何も必要ないことが良く分かった。


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