今日はMBAラボの代表である刈谷さんの公開授業が泉ガーデンの
SBI会議室で行われた。
先月、僕がビジネスプラン実践道場で行ったのと
同じ時間枠で、今回は刈谷さんが大学院の授業で実際に
行っている授業の一部を公開したものだ。
大学院在学中、マーケティングの授業がシラバスに
加わったときには、正直あまり興味を感じなかった。
ただ、当時の事務局長と飲みに行ったときに、刈谷さんの
授業だけはとっておいた方がいいと促され、締め切りを過ぎて
いたにもかかわらず、履修届けを無理やり出して学習を開始
したのだ。
実際、アクセンチュア時代にもマーケティングの概論的なことは
学習したし、その後マーケティングの専門会社で実際に数多くの
マーケティング企画を立案した経験があるので、今までの復習
ぐらいにしかならないだろうとたかを括って受講を始めたところ
最初から思いっきり電撃ショックを受けた。
それまで僕が考えていたことはマーケティングの戦術論であって
戦略論ではなかったことに気づかされたのだ。
この部分、非常に伝えにくいのだが、世の中にあるほとんどの
マーケティングやブランディングに関する企画、提案は、方法論が
中心であって、その前に誰に何を伝えるのかという部分が大きく
かけているものが実に多い。
テレビでXXやりましょうとか、タレントを使ってXXしましょうとか、
ネットのA媒体を使ってこういう仕掛けをやりましょうというものは
HOWの部分であり、「誰に・何を伝えるのか」という部分の考察が
無いor薄いのだ。
大手広告代理店のD社やA社などの提案でも、大人数で
すごいかっこいい提案をしてくるが、誰に何を伝えるのかという
一番大切な肝の部分については
「有名なプランナー・デザイナーの趣向」に依存していたり、
「他社でやった別商品の成功事例」をそのまま利用したりと
その会社、商品に軸を置いてゼロベースで組み立てていない
ことが多い。どんなに格好の良い提案であっても、デザイン的に
優れていても、戦略が無ければ、売上は伸びない。
センスの良さと売上向上には実は相関関係があまり無いのである。
大手広告代理店に以前、会社のロゴマークの作成依頼を
したことがあるが、ちょっとしたマークの依頼で数百万円が
飛んでいった。
費用対効果を考えると、どう考えても割に合わない。
もちろん、儲かっている会社がCIなどの強化のために
予算を投じることには意味があり、そうしたことを否定する
つもりはさらさらない。
だが、せっかくお金をかけるのであれば、その背景に
きちんとした戦略があるものを採用すべきだと思うのだ。
刈谷さんの授業をお聞きして、この方の戦略論は本物だと
直感し、大学院の講師の先生であるにも関わらず、思いっきり
口説いて一緒に会社を作ることに成功した。
それがMBAラボである。
(MBAはマーケティング・ブランディング・アドバタイジングの頭文字)
昨年8月に設立をしたが、多くのクライアントから支持され
現在様々な面白いプロジェクトが同時並行で動いている。
MBAラボでブランディング戦略立案に使っている方法論が
ODEN(おでん)という手法である。
これはブランディング戦略を立案する過程で、踏襲しなければ
ならない基本ステップがあるのだが、そのステップを図示したものが
赤塚不二夫氏のマンガで出てくる「おでん」にそっくりなため、
この方法論をODENと名づけている。
(決して僕が現在おでんをよく食べているから名付けたものではない。
ちなみに今夜の夕食もおでんだった。。。どうでもいいか!。)
現在MBAラボのHPを作成しており、完成したら中にODENの
事例を掲載する予定なので、そちらで実物を見ていただきたい。
現代の世の中は、機能ベネフィット、すなわち製品やサービスの
機能で差別化を図ることが難しい時代である。こういう時代には
商品力で差をつけるのではなく、商品イメージ=商品から受ける
感情=情緒ベネフィットが鍵になる。
情緒ベネフィットと顧客が持つネガティブインサイトが組み合わさる
部分において、ブランディングアイデアの結晶作用が始まるのである。
これが分かっていれば、消費者の心にささるブランディングアイデアを
立案することが可能となる。
これからの時代、物やサービスを売るためには
ブランディング戦略立案が必須課題である。
興味のある方は是非お気軽にご相談いただきたい。
<今日の記録>
RUN:15km(今月: 今年:)
体重:81.4kg
体脂肪率:18.9%
摂取カロリー:2000kcal
消費カロリー:3500kcal
合計カロリー:▲1500kcal(累計▲25860Kcal)
<今日の食事>
朝:お手製サンドイッチ
昼:肉まん+おにぎり+から揚げ