所有という幻想


私たちには所有欲が
存在する。

所有することで
自分の生存が守られ
自分の存在が証明でき
自分が生きていることを
実感できるからだ。

でもこれは幻想でしかない。
実際には所有することで
上記のものは得られず
また新たな所有に走ることになる。

よく考えてみればわかることだが
この世の中に
自分だけのものなど
何一つない。

全ての物質は
地球と太陽によって
創りだされたもの。
所有者をあえてつけるならば
ガイア=地球だ。

土地の売り買いなど
本当にナンセンス。
土地は本来誰のものでもない。
そこに権利だの価格だのを付けて
勝手に人間が取引しているだけだ。

所有という概念があるから
戦争だって起こる。
地球全体を俯瞰するスタンスで観れば、
誰のものであるかは問題ではないはず。

国境に行っても線はひかれていない。
海の上であればなおさらだ。

領土、領海、領空、
すべては人間が勝手に決めた
決めごと。
動物も植物もそんなことは
考えていない。

空気だって、水だって
すべて地球と太陽から
与えられているんだ。

そろそろ所有という概念から
卒業するべき時が
来ているのではないだろうか。

今来ているシェアという概念が
どんどん広がっているのも
そうした本質の理に気付いている
人たちが増えていることの
表れだと思う。

今日はここまで。

20070520_275307


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です