自転車事故の脅威


最近テレビのニュースの特集で自転車の暴走について
取り上げられることが多い。
特にブレーキのついていない競輪用自転車を公道で
乗って事故を起こすケースが急増しているとのこと。
私も2台自転車を持っていて、都内でのアポイントには
自転車で出かけることが多いが、たまに無謀運転の
自転車を見かけることがある。
信号無視、横断歩道無視は当たり前のように見かけるし
中には道路の逆走や歩道をすごいスピード走り抜ける
ような輩もいる。

自転車は免許が無いので、行政処分を受けることは無い。
だが、軽車両であるので、交通違反をしたり、飲酒運転
をすれば違反切符を切られて罰金を払わなければならないし、
事故を起こせば損害賠償請求、場合によっては刑事立件される
こともある。

近年自転車と歩行者の事故が増えており、中には死亡事故
にまで発展するものもあるらしい。当然自転車の場合は
自賠責保険も無いので、保険に入っていないと、ほとんど
人生の大半を使ってその賠償金の支払いをしなければ
ならない状況になってしまう。

自転車の事故というと、車との接触事故などの交通事故を
思い浮かべることが多いが、実際は自転車同士の事故や、
特に多いのが自転車対歩行者のような、歩行者に対する事故が
増えてきているとのこと。
警察庁の統計を見ると自転車乗用中の死傷者数は、
平成17年度で18万5532人、自転車と歩行者の交通事故は、
2256件(平成18年は2767件)と、10年前の5倍近くになっている。

また自転車に関係する取締りは、昔よりも厳しくなっている。
信号無視、一時不停止、無灯火、酒酔い運転などの悪質・
危険な違反については、積極的に検挙されたり、厳格な
処分がなされることになっている。
事故が起これば、たとえ自転車であっても、加害者・被害者
どちらにもなりえる乗り物だ。

このような状況を加味してか、保険各社は自転車保険なる商品を
積極的に販売している。年額保険料数千円でかなりのケースを
カバーできるので、よく自転車に乗る方であれば加入を検討しても
よいかもしれない。


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