私たちは
このセカイを
きちんと見ているようで
実はちゃんと見ていない。
過去の経験や体験
常識というフィルターに
ほとんど囚われていて
現実や事実ではなく
自分に都合の良い世界を
選んでいる。
これは
まるでフィルター越しに
世の中を見ているようなもの
よりきちんと現実を観るためには
己の認識力を上げなければならない。
認識力とは私たちの五感そのもの。
五感は同時に働いているようで
実は別の感覚を同時に働かせることは
できない仕組みになっている。
テレビを見ながら音楽を聴いているとき
すごい短時間の間に音と光の
シグナルが交互に脳に送られている。
その間隔がとても小さな時間なために
君たちの認識が別物と感じられず
同時に感じているように思えるんだ。
でも同時に二つの感覚器を使えば
それだけ個別の認識力は下がる。
それが五感すべてであれば
より認識力は低下する。
認識力を飛躍的に高める
もっともシンプルな方法は
ある一つの感覚に集中すること。
観ること
聴くこと
触ること
嗅ぐこと
味わうこと
すべて1点の感覚に絞って
丁寧に感じてみる。
この感覚に慣れていくと
今まで感じたことのない
より鮮明なシグナルを受け取る
ことができるようになる。
効率ばかり考えて
感覚を重ねていると
結局感じられる深さが
浅くなっていってしまう
丁寧に味わうことを
大切にしたい。
今日はここまで。