私たちは、
先人達がこれまで築き上げてきた
社会資本のおかげで
有史以来、最も物質的に豊かな生活を
送ることができている。
その一方で人々の価値観が多様化し、
あふれかえっている情報に溺れ、
物質的な豊かさとは裏腹に
これからどの方向へ向かっていけばいいのか
その方向性を見失っている。
地球上で現在最大の繁栄を
遂げている私たち人類は
地球をこれから永続的に
繁栄させる責任を負っている。
さらに人類に限って言えば、
物質的な豊かさから
よりよく生きるための、
より本質的な幸せとは何か
本質的な豊かさとは何か
という答えのない問いを
これから追求していかなければならない。
今、目の前に顕在化している
社会問題を解決しつつ
すべての人が
より心豊かに生きることができる
新しい社会を実現するため
自分自身が何ができるのかについて
これからは一人ひとりが
当事者意識をもって
考えていかなければならない。
自分の想いと
これまでの人生で培った
能力や経験を総合的に判断し
生物的、歴史的進化の最前線に
存在している一人の存在として
この世の中に
どんな価値を生み出すことができるか
そんな想いを馳せたときに、
自分の心に自然に湧き上がってくる
強い使命感、
それが「志」である
このような志を持った人に対して、
その想いを実現できる場や機会をどう生み出すか
今、それが問われている気がしてならない。