強烈なギフト


4月14日の16時過ぎ。
場所は青森・下北半島の
仏が浦。

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突然の大波に襲われ、
そのまま岩場で転倒。

気が付いたら
頭から大量の血が流れていた。

気が動転していて
支離滅裂なことを言い続けて
いたらしい。

携帯電話で救急車を呼ぼうにも
携帯が血で真っ赤に染まっていて
番号が押せない。

やっとかけられると思ったらAUは圏外。
ドコモの携帯で119に連絡するも
つながったのはなぜか北海道。

仏が浦を説明してもなかなか
理解してもらえず、
救急隊が到着したのは、
電話をしてから1時間後。

だんだん潮が満ちてきていて
危ないので、岩場から移動して
近くの祠に座り込んだ。

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頭を打って切っているものの
意識ははっきりしているし
吐き気やめまいもない。

記憶の空白だけ少しあるが
それ以外は出血だけが少々ひどいだけで
あとは大丈夫な感じ。

落ち着いて体を観察してみると
頭を打った場所に大きなたんこぶが
出来ていて、そこから出血があるので
何か所か切ってしまっているっぽい。
あと左耳もかなり裂傷を受けている

右足の親指がかなりいたくて
おそらく折れている感じ。

あとは体中に切り傷、擦り傷が
ある感じ。

1時間以上、救急車を待っていたのだが、
実際にはそんなに時間がたっていたとは
思わなかった。

意識が混濁していたのか。

救急隊が到着したとたんに
チカラが抜けてしまい
そのままタンカで救急車に
連れていかれる。

首と頭を固定され
数十キロ先にあるむつ市の
総合病院へ行くとのこと。

山道を走ること1時間半。
車酔いをしないように
車の揺れに体を合わせながら
ひたすら意識を失わないように
記憶をたどっていた。

総合病院に到着すると
すぐに救命救急センターへ。
レントゲンとCTが必要ということで
血まみれのまま検査へ。

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検査の結果、

脳挫傷
第七頸椎骨折
左足親指骨折
左耳裂傷

が分かり、そのまま頭と耳を
縫うということに。

局部麻酔をするも、場所が場所だけに
なかなかうまく効かず、半分くらいは
麻酔無しで縫うことに。

頭部の脳圧が少々高めということと
血圧も200近くありかなり高いこと、
首が折れていることで
そのまま入院することに。。。

検査と治療が終わって
病室に入ったときには
午前0時を回っていた。

大変な1日だったが
この経験も与えられているギフト。

入院することで
しばらくは通常の生活ができないので
その紐解きに時間を割きたいと思う。

今日はここまで。

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