世界ツアー48日目。
セネガルから飛行機を
3度乗り継いで
丸一日かけてロンドンの町へと
やってきた。
英国は20年前に日本語教師として
半年ほど過ごした国。
その滞在中に何度もロンドンへ
足を運び、美術館や博物館
ミュージカルを堪能した。
当時一番はまったのが
れ・ミゼラブル。
ストーリーはとても単純だが
心の底から魂を揺さぶられる
エンディングを見るために
何度もクイーンズシアターへ
足を運んだ。
今回も観たかったのだが、
日曜日であったためシアターは
お休み。
次回の楽しみが一つ増えた。
ウルトラトレイルのレースから
しばらく走っていなかったが
ロンドンは日本の秋の気候。
走るのにはちょうどいい感じ
なので、朝から交通機関を
使わずにランニングで町を散策。
タワーブリッジをスタートに
ロンドン塔、モニュメント、BANK、
セントポール寺院などをゆっくりと
めぐっていく。
そうこうしているうちに
大英博物館へ到着。
15年ぶりに入ってみる。
今回はJOURNEYS OF
DRAGONSの影響もあり
竜のモチーフに目が行く。
その後、トラファルガー
スクエアへ移動。
自転車レースが行われていて
道路が完全封鎖されていた。
トラファルガースクエアの
正面にある
ナショナルミュージアムへ。
じっくりと絵画を堪能。
20年前の記憶
15年前の記憶
10年前の記憶
それぞれのシーンで
呼び起こされる。
昔の自分がいたから
今の自分がある。
どの時代の自分も
今のジブン形成には
必要不可欠であった
ことを改めて感じ入る。
そんなことを考えていると
空に竜神様が現れた。
昔お世話になった恩人と
再会。ランチをしながら、
昔話に花を咲かせる。
自分の存在意義に改めて
気づかされる。
当時は何もわかっていなかったが
当時植えた種が実を結んでいた。
そのまま歩いて
ピカデリーサーカスから
テムズ川を目指す。
テムズ川沿いには
散歩道が続いていて
気持ちよく歩くことが
できる。
途中でテイトモダン
ミュージアムへ立ち寄る。
ここにもいろいろと
思い出がある。
スタバで少々休憩したのち
ロンドンブリッジ経由で
ロンドン塔、タワーブリッジへと
向かう。
タワーブリッジのほとりには
昔心地よい公園があったが、
今は完全に観光地化して
しまっている。
昔寝そべっていた芝生の丘は
なくなってしまっていた。
ちょっと残念。
夕日の沈むテムズ川を見ながら
思いに耽る。
日が落ちてから
宿へと戻る。
10年ぶりのロンドンは
過去の自分と今の自分の
両方を思い出させてくれた。
ロンドンの町も新旧の建物が
面白い形で調和しており、
新しいロンドンを形成し始めて
いる。
古きよきもの。
新しいよきもの。
どちらかを選択するのではなく
それぞれの良い部分を融合する。
丸でもなく
バツでもなく
まる十字を目指す。
これからの自分にとって
丸十字を生み出すための
クリエイティビティと
バランスがカギになると
直観した。
明日は朝からニューヨークへ
向けて移動となる。
世界ツアーもついに最終国。
米国で何を感じるのか。
こうご期待。