[39日目]海外支援の意義


世界ツアー39日目

昨日に引き続き
ゴレ島で朝を迎える。

かわいいホテルで
シンプルな朝食をいただく。

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朝食の時に仲良くなった
ベルギー人のオーナーが
島を案内してくれることに。

ちなみにこのオーナー
なかなかユニークな人生を
送っていて、世界中の川を
中心とした開発支援を行いながら
世界中を渡り歩いている方だった。

まずは島の中心にある
もともと領事館として使われていた
建物へ。

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一見きれいだが、中は廃墟。

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でも建物からは海が一望

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中には家の無い人たちが
勝手に住んだりしている。
何か再開発すれば、
素敵なホテルに代わると
思うのだが。

だれが現在のオーナー
なんだろうって、
少し考えた。

世界中から奴隷の家を見学に
たくさんの観光客がやってくる島なので
十分採算がとれるはずだ。

その後、島に来た時の
波止場へ移動

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今回案内してくれたオーナー

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島にはこんな小道がいっぱい

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フランス人の慈善家が作った
施設学校。学校名に夢を抱いて
亡くなった現地の子供の名前が
つけられている。

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現地の大学生のグループに
昼食を招かれていただくことに。

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見た目はあまり良くないが
味はとてもおいしい。
こちらの習慣に倣って
右手でいただく。

食べ終わった後で記念撮影

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この後、船でダカール市内に戻る。

シニアボランティアでダカールで活動
されているデザイナーの方と合流し
活動のことをいろいろとお聞きする。

少なくともこの二日間で
このダカールという国、
飢えている人はいないし
人は温かいし、幸せそうだし
いったいどんな支援が
必要なのかという
大きな疑問を持った。

こちらで活動している隊員の方も
まじめにやればやるほど、
何のために自分はきているのかという
問いがぐるぐるめぐるようだった。

海外支援という言葉は
響きはいいが、実はとても
あいまいな言葉。

実際JAICAの活動も国の予算で
成り立っている。
その予算を消化しなければ
翌年には予算が削られるという
道路工事でよくある構造の中に
すっぽりと収まっている。

予算を消化するために、
期の終わりごろになると
活動先に必要なものなどが
ないかなどの打診が入るそうだ。

お金を出すことで
派遣先との関係性を維持し
そこにまた新たな隊員が
派遣されて矛盾に悩む。

意味がないこととは言わないが
組織を維持するためにこの循環が
機能している現実を見ると
少々複雑な気持ちになる。

そんなことを考えながら
おいしい食事とワインで
夜中までいろいろと
話した。

このテーマはここにいる間
少々観察したいと思う。


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