みなさん、こんばんは。
先日のパリ同時多発テロに対して
ダライラマさんがとても現実的な
発言をされているので、
今日はそれをご紹介します。
(ドイツ国営放送局のインタビューに
対する答えから一部を抜粋)
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人々は平和を欲しているが、
テロリストは近視眼的であり、
それ故に彼らは自爆テロを行う。
我々は、祈るだけでは
この問題は解決できない。
私は仏教徒であり、
信仰を信じている。
問題を作り出したのは人間なのにも関わらず、
問題の解決を神に委ねることは
論理的なこととは言えない。
神ならばこういうかもしれない。
「問題を作り出したのは人間なのだから、
自分たちで解決しなさい」と。
我々は、人間性と協調心を育て上げるために
システマチックなアプローチを取る必要がある。
今からこれらを始めるならば
今世紀は前の世紀とは異なるものとなるだろう。
それを始めるかどうかは、
全ての人々、一人一人の考え方にかかっている。
それを成すためには、
神や政府に頼るのではなく
家族や社会のなかから
平和のために働くことを行うべきである。
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どこかの誰かが何かをやってくれるというスタンス
ではなく、まず自分が何ができるかを考えて
どんなに小さくても良いので、具体的に行動して
現実を変えていく姿勢が大切だと思います。
バタフライエフェクトではありませんが、
でもそうした一人ひとりの行動そのものが
人類の進化であり、歴史の最先端を歩んでいる
私たち一人ひとりの使命でもあると思うのです。
今日はここまで。