A8エイドから栗倉のウォーターステーションまでは
約14.4kmの道のり。
A7~A8の様子
ここは林道でかつ下り基調なので、
ずっと走ることができる。
マッサージで足が回復したので、
最初の1kmゆっくりストレッチをしながら歩いて
体をほぐしたあとゆっくり走り出す。
ジョギングペースでずっと走り続ける。
気分は100kmマラソンだ。
この苦しみと痛みの感覚には正直慣れている。
この区間は約2時間でクリア。
W1ウォーターステーション到着が午前9時25分。
水分補給とトイレをすませ、
次のA9エイドへ向けて出発。
次の区間はおよそ9.5kmの距離。
ここの区間は走ったことがなく、
噂で聞いていたいわゆる「鉄塔地獄」の区間なのだが、
どんなものか全くわからないので、
とりあえず体力を温存してゆっくりと進んでみる。
少し進むとすぐに鉄塔の続くエリアに到着し、
そこから西富士中学の近くまで、
ひたすら鉄塔の下を走ることになる。
コース図上はまっすぐなのだが、
高低差表に現れない細かなアップダウンがあり、
また鉄塔がひたすら現れるという単調で同じような景色が
続くことから気持ちが萎えてくる。
鉄塔の数を数えながらまだかまだかと進んで行く。
結局25本~26本の鉄塔の横をパスし、2時間かけて
この区間をクリアする。
太陽がのぼって気温が急上昇する。
暑さも手伝って、一番と朦朧とした区間だった。
A9エイド西富士中学に到着したのが午前11時16分。
ここで約45分のロング休憩をとる。
次の天子山地クリアのために、弱った胃に鞭打って
焼きそばを3人前食べる。
おしるこやチョコレートなどもコーラで胃の中に流し込む。
食料補給後、体育館へ出向き、カイロプラティックの
マッサージを受ける。
これまで22時間もの長い間、4kg近いバックを背負い
山道を走っているので、骨に歪みが出ているので、
その歪みを約20分ほどかけて矯正していただく。
その後、コース図とにらめっこして、
再度今回の最大の難所である天子山地の攻略方法を
イメージし続ける。
一昨年の秋に一度天子山地は縦走したことがあるので
その時の試走イメージをもう一度頭に焼き付ける。
こんな感じだ→クリック
ちょうど正午になったタイミングで、
荷物チェックを受けて西富士中学をあとにする。
30分ほどゆっくり歩きながら体の様子を確認して
天子山地の最初の山である天子ヶ岳の入口にたどり着く。
いよいよコース最大の難所、天子山地へのチャレンジだ。
UTMF2014参戦記⑦へ続く