魂と出会う旅(6)


『天孫降臨の地 ~鹿児島から霧島へ~ 』

旅も4日目。

一気に九州を縦断して、鹿児島に入った。

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鹿児島という地名は、鹿児島神宮(霧島市隼人町)に由来する。

「鹿児島」の語源は、天津日高彦穂々出見尊(山幸彦)が

海神(わたつみ)宮に行く際に乗った舟が鹿児山で作られたという説や、

「神籠もる島」という説、「カゴ」は崖という意味で、

四方が崖に囲まれている桜島は「カゴ島」と謂われ、

鹿児島は桜島の古い名であるという説など諸説あるらしい。

2年ほど前に鹿児島に来たときはほんの数時間しか

いることができなかったが、今回は少し腰を落ち着けて

滞在することができた。

夜早めに就寝して、朝早起きをして、鹿児島市内を15kmほど

ランニング。走っていると、あちこちに火山灰が積もっているのに

気がつく。少し走っていると、のどにも違和感が。

火山灰が少し舞っているのだろう。

鹿児島の人たちは桜島とずっと共存してきた。

大変なこともたくさんあるだろうが、火山から得られる恵みに

感謝して共に生きる道を実践している。

まさに日本人的な生き方だ。

鹿児島のエネルギーは暖かさと強さが共存している

何か不思議な感じ。

それが、霧島のふもとにある霧島神宮でも感じられた。

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霧島神宮のご主祭神はににぎの尊様。

正式名称は

「あめのにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎ」

なんとも長い名前。。。

霧島神宮の先には、天孫降臨の地である

高千穂峰が聳え立つ。

天照大神の命により、葦原中国を統治するため

高天原から地上に降りたとされている。

これを天孫降臨と呼んでいる。

『古事記』の中では、この降臨の地については

「竺紫の日向の高千穂の久士布流多気(くしふるだけ)に天降りまさしめき」

と表現されている。

この地は日本の神が初めて降り立った場所。

ちなみに高千穂峰には有名な天の逆鉾が立っている。

今回は時間が無くてふもとでの参拝になったが、

次回は是非山頂までのぼりたいと強く思った。

ご祈祷を済ませてから、ニニギの尊様が約1000年以上前に

祭られていた高千穂河原へ。

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すでに神様は存在していないが、ここにしばらく神様が鎮座していた

そんなエネルギーがある場所だ。

ちなみに、ここから高千穂峰への登山が可能。

霧島山系からのエネルギーがここをハブにして流れ込み

下の霧島神宮へと入り込んでいる、とても大切な場所。

その後、強く惹かれた山を挟んだ反対側にある神社へ向かう。

ほとんど知られていない神社だが、

強烈なパワーがあるところ、それが「霧島東神社」

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人がいないにも関わらず、森の中に凛と立つ

その風格に感動。

じつは天の逆鉾は、霧島神宮の所属ではなく、

この小さな霧島東神社の社宝。

だれもいない静かな中で贅沢なときをすごす。

この神社、かなり好きだ。

ちなみにこの神社から天の逆鉾へ向かうこともできる。

高千穂河原からいく3倍の距離があるが。。。

次回はココから高千穂峰へ向けて上りたい。

では、また。


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