魂と出会う旅(16)


『新潟の豪農の里 ~雪と白鳥~』

20131230152750_O0504_1

今日は、新潟の町を少しめぐってみる。

といっても、町を散策してもつまらないので、
町から少し離れた地元の人が知る
素敵なスポットを訪問する。

まずは、「白鳥の渡来地」として
全国的に有名な瓢湖(ひょうこ)
湖面を埋め尽くす白鳥にただ圧倒される。

20131230150651_IMAG0907

この湖の近くにある元豪農のお屋敷を訪問。
五十嵐ガーデンといって、豪農のお屋敷を改造して
できている建物。

20131230150650_IMAG0885_BURST002

風情があり、地元の結婚式を数多く開催されている
とのこと。こちらでしばらく中を見学。
隣にはビアホールもあり、中で地ビールの生産が
行われている。

車で来てしまっているので、試飲はしなかったが、
店内に飾られている数々の受賞トロフィーや賞状の
数をみるときっとおいしいに違いない。

先日の岡部の宿もそうだが、日本古来のこうした
建物にはとても風情がある。
たしかに近年ハウスウエディングで取り上げられている
おしゃれな建物もよいが、こうした歴史的な建造物と
ともにストーリをつむぐのもいいのではないか?

日本はもともと自宅で結婚式を挙げる風習がある。
古来、日本では、女性が男性側に嫁ぐ形が多かったので、
男性側の家に行ってその場で、結婚式&披露宴が行われていた。
実際先日父親と話をしたときにも昔話の中でそうした話が
上がっていた。

結婚式場で挙げるスタイルが現在では一般的だが、
本当に昔はそれぞれの家庭ごとにそれぞれのスタイルで
結婚式が行われていたのだろう。
当然現代では、自宅ではなく、様々なスタイルがあっていい。
ただ、結婚ビジネス業界の言いなりになるのではなく、
自分たちが良いと思えるスタイルで、ストーリーをつむいで
それぞれがそれぞれのカタチで結婚式を創造することに
大きな意味があると思う。

五十嵐ガーデンを後にして、地元の人の教えていただいた
神社へ参拝する。

「旦飯野神社」

この神社につく頃から、雪が激しくなり、
昨日のようなあられのような雪が空から舞い降りてくる。
5分もたたないうちにあたりは雪化粧で真っ白になる。

20131230150650_IMAG0895

ところで、この神社普段は無人らしい
ただ、とても手入れがされている。
大切に祀られていることが伝わってくる。

今日は祭日ということで、
神主さんとお話することができた。
実はこの神社、お神酒もおみくじも全部無料。
お札まで無料でいただいてしまった。

神社といえば、様々なグッズで利益を上げている
ところが多い中で、こうした取り組むをしている
神社を僕は知らない。

神主さんの優しい人柄と、そうした人たちに守られている
神社から、とても温かな気を感じた。

厳しい自然と闘いながら、おいしいお米をずっと作り続けてきた
その歴史の中で、こうした人文化が形成されてきたのかもしれない。
人と自然が共生する中で培われたその文化に
ただただ感動させられる。

そんなことを想いながら、山形へ向けて車を走らせた


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です