今を楽しむということ


昨晩からかなり冷え込んで今朝は冬のような
張り詰めた空気だった。こういう日は何か空気が
澄んでいる気がする。
冬は早朝がいいとは良くいったものだ。

普段は良く見えないのだが、今日は自宅のテラスから
はっきりと雪化粧した富士山が見えた。
ランニング中も荒川沿いに富士山が見えて、なんか
とても嬉しい気持ちになった。
もともと僕は静岡県民で毎日富士山を見ながら登校して
いたこともあって、富士山をみると何か落ち着く。
すでに10回以上登頂しているが、また今年も登ってみたくなった。

今日は午前3時過ぎに早起きしたので、ちょっと長めのランニングを
行った。(2時間走≒20km)

走ったコースはこんな感じ。

http://j.mp/gjkEbU
※距離にちょっと誤差があり、10%ほど短めに表示されます。。。

10日後にチャレンジザj富士五湖レースが控えていて
112kmを14時間半以内に走らないといけないので、
最後の追い込み練習フェーズに入った。

よく友人から100kmも走るなんて大変じゃないかと
聞かれることがあるが、実はかなり暇である。
レース中は、面白そうな人や女子ランナーに
声をかけながら時間をつぶしているが、練習中は
それもできない。ひたすら修行僧のように走る
だけだ。

でも一人で走っている時は自分と向かいあうことができるので
実は結構楽しい。苦しいときに自分がどのように逃げの意識を
持つのかを俯瞰で感じてみたり、5分位「無」の境地に
入ってほとんど瞑想状態になってみたり、時には
瞬間的であるが自分を上から見たりする。(離脱して)
ま、いろいろ体験しながら走っている。

ランニングは人生の縮図だといわれる。
本当にその通りだ。
5kmランでも100kmランでも、たいだい総距離の70%くらいの
所で一番苦しいピークを迎える。3.5kmと70kmではもちろん
疲労度合いは異なるが、それでも苦しさの感覚はとても
似ているから不思議だ。逆に言えばそれほど意識の力と
いうものは体に影響を与えていることになる。

ビジョン=ゴールをイメージすることは大切だし、
過去に走った内容を振り返って体調を確認しながら
残りの距離の戦略を立てることも重要だ。
これって、人生においてもまったく同じで、夢を実現
するためには、ビジョンを明確に持ち、実践したことを
踏まえて、軌道を修正しながら前に進むことで結果を
残すことができる。

ただし、大切なのはゴールばかり意識しすぎると、
100km超のレースでは心が折れてしまうし、走った
距離ばかり意識していると、何か全然前に進んで
いないような錯覚に陥ってやっぱり心が折れてしまう
原因になる。

走っているときに大切なことは、

「今を楽しむ」

ことだ。

目の前に広がる風景を楽しむ
沿道の草木・花たちと会話してみる
ランニング仲間と挨拶をする
肌と呼吸を通して気持ちよい風を感じる
太陽から常に受けるエネルギーを体感する
全身の筋肉の動きを感じる
自分の意識と対峙してみる

こういうことからいろいろなものが見えてくるし、
実際気がついてみると10km≒1時間位あっという間に
すぎてしまう。

人生でも、先の予定や目標ばかり気にしたり、
過去の失敗や実績に固執するあまり、今を
生きていないと、結果として時間の浪費に
つながってしまうことが多い。
ビジョンを持つこと、過去を省みることも大切だが、
一番大切なのは、
今、この瞬間を生き切ることではないだろうか。

今を楽しみ、今に生きることで、人生の充実感が
大幅に増すように思う、そんなことを考えながらの
ランニングだった。

112kmレースまであと10日、そろそろカーボローディング
に入ろっと。

<今日の記録>
RUN:20km
体重:83.0km 体脂肪率:20.5%
カロリー:+2200-3200=▲1000(累計:▲21040)

<今日の食事>
朝:ごはん+コロッケ
昼:ハンバーグ
夜:おにぎり+パン2個+缶コーヒー

明日から一週間炭水化物禁止です。。。。


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  1. Mayumi Osawa より:

    「ランニングは人生の縮図」走っていると苦しいポイントがあります。でもその苦しさを乗り越えるとセカンド・ウィンドの爽快感を得る事ができます。人生も試練を乗り越えた時にセカンド・ウィンドとランナーズ・ハイを心地よく感じられるのかもしれませんね。ボブ・ディランの「風に吹かれて」を思い出しました。

  2. Tadashi Hattori より:

    本当にそうですね。嵌ると癖になってしまいますが。。。

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