A4エイドのすばしりに到着したのが午前1時28分。
前回はここに3時8分に到着していたので、
すでに2時間近く早い。
関門タイムも2時間半以上上回っているので、
この時点で少し余裕を持つことができた。
このすばしりのエイドで初めて本格的な休息をとる。
前回ハンガーノックに苦しめられたが、
今回はこまめに食べ物を取得していたので、
ハンガーノックは起こっていないが
ここでかなりきちんと食事をとって
体をセットアップし直した。
結局20分ほど滞在して出発。
次は富士山五合目までおよそ10kmの道のりを
標高差600mひたすら上るルート。
A3からA5の様子
昨年まではロードを前半走ったのだが、
今年は林道にコースが変更されていた。
林道の方が脚の負担は少ないが、
一方で夜の真っ暗な林道はとても時間が長く感じる。
前回はこの区間で日の出を迎えたが、
今回は太郎坊につくまでずっと真っ暗だった。
A5エイド富士山御殿場口太郎坊に到着したのが3時50分。
少しペースを落としたが、あまり疲れていなかったので、
約5分ほどでエイドをあとにする。
次のエイドまではほとんどロードを走ることになる。
A6水ヶ森公園へ到着したのが午前4時52分。
ちなみに前回はここに到着したのが、午前7時2分前。
やはり2時間ほどのアドバンテージがある。
約10分ほどの滞在で、次のエイドであるこどもの国へ。
この当たりで日の出を迎え、目の前に雄大な富士山が
広がっていた。
A6からA7の区間は約10kmで下り基調でトレイル道が続く。
朝日を浴びて半分森林浴のような心地よい区間だ。
気持ちよい環境の中でゆっくりと脚を進めた。
A6~A7の様子
前回はこの区間で道を間違えて大幅なタイムロスをした。
今回のコースでも全く同じところで前を走っている
数名の集団がコースを間違えそうになっていたので、
大声で阻止。
やっぱりこの分岐のところには人を立たせておくか、
もっと明確にわかるように工夫が必要だと思った。
A8エイドこどもの国到着5分ほど前に、古茶さんとすれ違う。
予想では、古茶さんはすでに25km先の
西富士中学に到着している感覚だったので
何があったのか伺うと、
体調が悪くなって食事が取れなくなって
ずっとこどもの国で休んでいたとのこと。
(結局古茶さんは、このあと天子山地を降りた
麓のエイドでリタイアとなる。)
A8エイドこどもの国に到着したのが、午前6時37分。
ここですぐに出発すれば古茶さんにおいつけるのだが、
流石に山道を80km以上走ってきた脚に相当の負荷がかかっていて
特に太ももの前の筋肉がいうことをきかず、走りたくてもなかなか
走り出せない状態にまで脚が疲労していた。
先のことを考え、ここでマッサージをお願いして
結局40分以上エイドに滞在してじっくり体を休めることに。
マッサージを受けながら、約10分ほど熟睡。
起きた時にはかなりすっきりして、脚も回復。
この判断は正しかったと思う。
さらに目を丁寧に洗浄して、ずっと続いていた目の曇りを
取る。ドロップバッグの中に目薬を入れてあったので、
ゆっくり点眼し、10分ほど待っていると視力が回復。
これでやっと距離感がつかめるとほっとする。
体を回復させて、次のステージへ。