UTMF2014参戦記⑤


A4エイドのすばしりに到着したのが午前1時28分。

前回はここに3時8分に到着していたので、
すでに2時間近く早い。
関門タイムも2時間半以上上回っているので、
この時点で少し余裕を持つことができた。

このすばしりのエイドで初めて本格的な休息をとる。

前回ハンガーノックに苦しめられたが、
今回はこまめに食べ物を取得していたので、
ハンガーノックは起こっていないが
ここでかなりきちんと食事をとって
体をセットアップし直した。
結局20分ほど滞在して出発。

次は富士山五合目までおよそ10kmの道のりを
標高差600mひたすら上るルート。

A3からA5の様子

昨年まではロードを前半走ったのだが、
今年は林道にコースが変更されていた。
林道の方が脚の負担は少ないが、
一方で夜の真っ暗な林道はとても時間が長く感じる。
前回はこの区間で日の出を迎えたが、
今回は太郎坊につくまでずっと真っ暗だった。

A5エイド富士山御殿場口太郎坊に到着したのが3時50分。
少しペースを落としたが、あまり疲れていなかったので、
約5分ほどでエイドをあとにする。

次のエイドまではほとんどロードを走ることになる。
A6水ヶ森公園へ到着したのが午前4時52分。

ちなみに前回はここに到着したのが、午前7時2分前。
やはり2時間ほどのアドバンテージがある。
約10分ほどの滞在で、次のエイドであるこどもの国へ。
この当たりで日の出を迎え、目の前に雄大な富士山が
広がっていた。

IMAG1130_BURST002

A6からA7の区間は約10kmで下り基調でトレイル道が続く。
朝日を浴びて半分森林浴のような心地よい区間だ。
気持ちよい環境の中でゆっくりと脚を進めた。

A6~A7の様子

前回はこの区間で道を間違えて大幅なタイムロスをした。
今回のコースでも全く同じところで前を走っている
数名の集団がコースを間違えそうになっていたので、
大声で阻止。
やっぱりこの分岐のところには人を立たせておくか、
もっと明確にわかるように工夫が必要だと思った。

A8エイドこどもの国到着5分ほど前に、古茶さんとすれ違う。
予想では、古茶さんはすでに25km先の
西富士中学に到着している感覚だったので
何があったのか伺うと、
体調が悪くなって食事が取れなくなって
ずっとこどもの国で休んでいたとのこと。

(結局古茶さんは、このあと天子山地を降りた
麓のエイドでリタイアとなる。)

A8エイドこどもの国に到着したのが、午前6時37分。
ここですぐに出発すれば古茶さんにおいつけるのだが、
流石に山道を80km以上走ってきた脚に相当の負荷がかかっていて
特に太ももの前の筋肉がいうことをきかず、走りたくてもなかなか
走り出せない状態にまで脚が疲労していた。

先のことを考え、ここでマッサージをお願いして
結局40分以上エイドに滞在してじっくり体を休めることに。
マッサージを受けながら、約10分ほど熟睡。
起きた時にはかなりすっきりして、脚も回復。
この判断は正しかったと思う。

さらに目を丁寧に洗浄して、ずっと続いていた目の曇りを
取る。ドロップバッグの中に目薬を入れてあったので、
ゆっくり点眼し、10分ほど待っていると視力が回復。
これでやっと距離感がつかめるとほっとする。

体を回復させて、次のステージへ。

UTMF2014参戦記⑥


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